身近なショッピングと市民サービスの場、
「アクロス十字街」
商店街に居住と人に優しい住環境の提供
「ベイコート末広」誕生。
アクロス十字街
| URBAN RENEWAL PROJECT 2003.3 作成 |
● 事 例 紹 介 ● |
北海道函館市末広町５番Ａ地区 |
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| ［地区の現況］
「十字街地域」は、函館観光の中心である函館山の山麓に位置し、多くの観光客が訪れる西部地区や近年整備されたウォーターフロント地区に隣接する地域であります。かつての函館の中心市街地であり、大正から昭和初期にかけては東京以北最大の商店街として繁栄した地域でありましたが、昭和９年の大火を契機として、その機能は函館駅前に移り、現在では低層の老朽化した木造建築物が多く、市街地環境の悪化がみられる地域となり、近年周辺の居住人口の減少に伴い商業活動にも影響を及ぼしております。又、後背地には観光客の大半が訪れる函館山や、西部景観保全地域など数多く観光拠点に隣接しているにもかかわらず、単にその通過点になっている現状にあります。このような状況のなか観光機能の支援を行う商業地として、魅力のある商店街の再生と定住人口の呼び戻しのため、市街地再開発事業に取り組みました。 ［施設計画］ 「アクロス十字街」 商業施設・公共施設・業務施設を併せ持ち、１Ｆには当地区で営業していた商業者と食事処を含む新規オープンの店舗１０店からなる商業ゾーンで近隣住民や観光客のショッピングの利便性といこいの場を提供します。２Fから４Fまでは函館市水道局が局舎として使用。市民の窓口を１Fフロアーに設け便宜を計ります。またBFから３Fまで各階に分けて１１９台分の駐車場設置。 「ベイコート末広」 街なかに人が住まうようにする事も、商店街の活性化につながります。アクロス十字街の南隣接地には住宅棟ベイコート末広が併設され、６タイプの住戸が８階建てに函館市借上げ住宅と一部分譲住宅として合せて２０戸が備えられております。 ［事業概要］ 事業名 函館市末広町５番Ａ地区第一種市街地再開発事業 施行者 個人施行者函館西部開発株式会社 施行地区 函館市末広町５番３外 用途地域他 商業地域、防火地域、準防火地域、高度利用地区 基準建ぺい率 ８０％ 基準容積率 ４００％ 地区面積 約０．６ｈａ 敷地面積 （業務棟） ３，３８８．７９㎡ （住宅棟） ８０９．８９㎡ 建築面積 （業務棟） ２，５６３．３１㎡ （住宅棟） ３１０．３０㎡ 建築総面積 （業務棟）１１，９４９．０５㎡ （住宅棟） １，９８８．９８㎡ 構造・規模等 （業務棟）鉄骨鉄筋コンクリート造 地上５階・地下１階建 （住宅棟）鉄筋コンクリート造 地上８階建 駐車場 （業務棟）１１９台 （住宅棟）１２台 総事業費 約３２億円 ［事業関係者］ ●行政関係 国土交通省住宅局市街地整備課 北海道建設部建築指導課 函館市都市建設部都市整備課 ●再開発コーディネーター 株式会社アーレックス ●設計・監理 ALEX・I.N.A・函館設計監理共同企業体 ●審査委員 村松弘康（弁護士） 上原正道（税理士・公認会計士） 西山 隆（司法書士） 荒川達美（一級建築士） 阿部記明（再開発プランナー） ●不動産鑑定ほか ㈱北海道鑑定 ●建築工事 伊藤・高木・森川建設共同企業体 ［事業の経緯］ 平成元年 ４月 函館西部開発株式会社設立 平成２年 ３月 函館十字街商店街活性化基礎調査実施 ６月 十字街商店街活性化シンポジウムの開催 平成５年 ２月 十字街地域五番街再開発協議会を設立 「Ａ、Ｂブロック地権者による」 ３月 「函館十字街地域」地区更新基本計画を策定 平成８年 ３月 まちなみデザイン推進事業を実施 平成１０年 ３月 末広町５番地区市街地再開発事業基本計画を策定 １２月 函館末広町五番街区再開発準備会を設立 「Ａブロック地権者による」 平成１１年 ５月 函館末広町５番Ａ地区市街地再開発事業事業構想を作成 平成１２年 ３月 函館末広町５番Ａ地区市街地再開発事業事業計画を作成 平成１３年 ２月 函館圏都市計画第一種市街地再開発事業の決定 再開発個人施行者として函館西部開発㈱が認可 ９月 権利変換計画認可 １０月 建築工事着手 平成１４年１０月 建物完成 平成１５年 ３月 再開発事業完了 |
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