敷地北側より
［札幌市中央卸売市場再整備のシンボル］
札幌市中央卸売市場周辺にふさわしい
商業・業務の複合施設を整備しました。
北海道銀行中央市場支店 札幌中央青果協同組合の店舗
敷地西側より ゾーニングプラン
| URBAN RENEWAL PROJECT |
● 事 例 紹 介 ● |
北海道札幌市・北１２西２３地区 |
［札幌市中央卸売市場再整備のシンボル］ 札幌市中央卸売市場周辺にふさわしい |
［再開発地区の概要］ 当地区は、ＪＲ札幌駅から西約２.5㎞に位置し、札幌市の台所として昭和３４年に開設された札幌市中央卸売市場を中心として発展してきた地区である。 しかし、当地区周辺では、卸売市場開設後約４０年が経過し、マンションなどの住宅建設も進んだため、用途混在に起因する環境問題も顕在化してきた。 また、卸売市場と同様に市場関連施設の老朽化も進んでおり、札幌市は中央卸売市場の再整備に向けてスタートした。 当地区は札幌市の都市再開発方針において１号市街地のうち、重点的に市街地の誘導を図るべき地区で、２号市街地への橋渡しをする「整備促進地区」に位置付けられ、さらに平成７年策定の「札幌市中央卸売市場周辺地区市街地総合再生基本計画」によるまちづくりの起爆剤として再開発が期待された地区となっていた。 このような背景から、当地区は良好な地域環境の創出、地区イメージの改善等による地区の活性化をになう重点整備地区としての整備を進めることとした。 そこで、市街地再開発事業の施行により、地区特性に配慮した中で、中央卸売市場周辺にふさわしい合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新及び市街地環境の改善を図ることを目的に行政と地元権利者が一体となって施設建築物を整備することとなった。 ［施設の概要］ 施設建築物は１棟の建物であるが、移転費用の軽減、仮設店舗に係る経費をなくすため工期を分け、第１期に駐車場として利用していた土地に店舗棟を建築し、店舗が移りその移転した建物及び倉庫を解体し、そこに銀行棟と業務棟を第２期工事として建築し、竣工し銀行が移転した。 店舗棟の２階は札幌市総務局の新文書保存センター、銀行棟は権利者である北海道銀行中央市場支店が入り、業務棟には１階に管理事務所、中央区の土木センターが１階を駐車場２階を事務室とし、３階には札幌市経済局中央卸売市場管理事務所、５階には同市の保健福祉局保健所市場検査係がそれぞれ賃貸で入居し、４階と５階には民間企業へのテナントスペースとし、中央卸売市場関連の企業が入居した。 駐車場は、店舗、銀行、業務各棟への来客者も含め、133台分を確保した。敷地北側の角地は公開空地とし、東側には歩行者専用道路も整備した。 ［再開発事業の概要］ 事業名 ：北１２西２３地区第一種市街地再開発事業 所在地 ：札幌市中央区北１２条西２３丁目１番他 施行者 ：北１２西２３地区第一種市街地再開発事業個人施行者 株式会社札幌振興公社 都市名・人口 ：札幌市１８２万人（平成１３年１月） 地区面積 ：約１.1ha 用途 ：銀行、店舗、オフィス、駐車場等 建築面積 ：２，９９３．４９㎡ 建ぺい率 ：３９．６０％ 延床面積 ：８，８９８．０４㎡ 容積率 ：１１７．７０％ 構造階数 ：ＲＣ造一部Ｓ造地上５階地下１階 ［権利変換計画］ 権利変換方式は都市再開発法第110条全員同意型で、施設建築敷地はそれぞれ区分し、施設建築物は２者でそれぞれ所有することとした。 権利床は、北海道銀行が取得した銀行棟で、残りは全て保留床である。 保留床取得者である㈱札幌振興公社は、土地所有者である札幌市と借地契約し、もう一人の土地所有者である民間の企業とは30年間の定期借地（建物譲渡特約付）方式を活用する事で事業の確実性を図り、なおかつ入居する事務所もほとんどが公共施設とすることににより今後の賃貸事業としての事業収支を安定、確実なものとした。 |
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［再開発事業の経過］ |
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